アスペルガー ADHD 発達障害を改善していくマニュアル

決定権を誤解する子、理由を言えない子

学ぶ・理解する・教えるシリーズ「決定権を誤解する子、理由を言えない子

発達障害がある子に誤解をもたせない育て方のポイント」 (著者 湯汲英史 小倉尚子 出版 かもがわ出版)

【感想 レビュー】決定権を誤解する子、理由を言えない子―発達障害がある子に誤解をもたせない育て方のポイント

アスペルガー症候群の子供は、育て方 対処の方法で 改善します。
アスペルガー症候群だけでなく ADHD(注意欠陥多動症障害)の子も
育て方 や 対処法を変えるだけで 障害が 目立たなくなります。
【送料無料】決定権を誤解する子、理由を言えない子 [ 湯汲英史 ]には、小さいころに からの接し方 具体例を事例で 紹介してあり
アスペルガーの子供(大人)が起こす 不可思議な 言動や 不相応な 物言いなど 
的を得ており 分かりやすい1冊です。発達障害がある子どもの育て方を解説してありますが
ADHDやアスペルガー 自閉症など発達障害に限らず、子供たちの子育てに通じる内容です。
大人が決定権を持たず 子供が王様のようにふるまう 家庭は意外と 多いものです。

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自己主張は、自己形成に欠かせないもの、子供の言いなりになることで わがままな子供を育て
泣き叫び ヤンチャをすれば 自分の意見が通ると 思ってしまう・・大抵の親は、
怒鳴ったり 怒ったり 声が枯れるまで 何度も繰り返し 言い聞かせようとしますが うまく
いかない・・うまく行かないのは、子供の性格でも 子供が 反抗的なわけでもありません。
親の意図したことが ちゃんと 伝わっていないという理由もあるのです。
子育てのイライラ 悩みを抱えている 保護者の方や アスペルガー障害を思わせる子供を教育する
教師の方 子育て支援の先生など 一読の価値ありです。

 

 

第1章 決定権を誤解する子  
 1.決定権を誤解する子  
 (1)なぜ激しく自己主張し、反抗するのか  
    ※怒っている子    
    ※原因とメカニズムを知る大切さ     
    ※子どもは事実で考える  
    ※決定権を悪意に取るメカニズム  
    ※なぜ大人は決定権を誤解させるのか  
    ※決定権から気持ち、考えの理解に進む 
 (2)決定権の誤解と問題行動  
    ※「所有」から役割や仕事へと理解が進む  
    ※決定権への誤解    
 (3)言語発達と理解の状態   
    ※自分と他者   
    ※「あげること」が自立の第一歩  
    ※「あげるーもらう」と自他の分離  

    ※自他の分離と消えるエコラリア  
    ※「能動―受動」の理解と視点の交換  
    ※「能動―受動」がはっきりしない子  
 (4)育児環境と激しい自己主張  
    ※住居問題と「虐待」という誤解  
    ※貧困の問題  
 (5)孤立する「家族」、非難される「子育て」  
 (6)子育て支援への期待   

 

 2.子どもの実際の姿と親の困り具合  
    ※実態調査を実施して   
    ※実態調査で示された結果と、発達障害の内容や年齢による違い  
    ※低得点・高得点の子どもの姿とポイント  

 

 3.子どもは決定権をどうやって学ぶのか  
    ※子どもの自己主張と発達の姿   
    ※「自己形成」に必要な自己主張の時期  
    ※自己主張に必要な「社会性」  
    ※指導の際の重要ポイント  

 

  コラム 便利な発達障害 / 「思い込み」と「こざわり」の違い  

 

第2章 理由を言えない子   
 1.理由を言えない子  
    ※「三つ子の魂、百まで」  
    ※人生で初めて理由づけ   
    ※理由を教えたい大人  
    ※理由を言おうとする子ども  
    ※理由がわからない子  
    ※わからない場合、理由の文を使わない 
    ※理由をたずねる時期と確認行動  
    ※理由づけ「自立的行動」を生む  
    ※理由を教えながら自立的行動へ  
    ※理由づけが、確信的な問題行動にも 
    ※確信の理由づけを変える必要がある
 2.子どもは理由をどうやって学ぶのか   
    ※実態調査で示された結果と、発達障害の内容や年齢による違い
    ※低得点・高得点の子どもの姿と対応のポイント  

 3.理由と社会性の発達  
    ※理由の意味がわからない
    ※幼い理由づけ   
    ※理由の段階    
    ※理由の教え方

 

 コラム 命令でなく提案を

 

第3章 社会的感情を育てる
 1.二つの感情―個人的感情と社会的感情
    ※ものをあげても誇らしくない
    ※もらっても喜ばない
    ※「自立したい」は自然の欲求    
    ※「見て、見て」がない子ども
    ※「赤ちゃん?」「お兄さん?」 
    ※「赤ちゃんでもいい」という親の思い
    ※成長への意欲に気づかせ、高める  
    ※個人的感情から社会的感情の世界へ
    ※社会的感情お成長で泣けなくなる  
    ※「恥ずかしい」気持ちと社会参加
    ※個人的感情の世界にとどまる子ども  
    ※社会的感情の育て方   
    ※「大きくなったね」ということば
 2.個人的感情にとどまる子ども

    ※実態調査で示された結果と、発達障害の内容や年齢による違い  
    ※低得点・高得点の子どもの姿と対応のポイント  
 3.社会感情を伸ばす大切さ   
    ※社会性コントロール力の発達
    ※感情と気持ちを表すことば   
    ※大人になるために大切な気持ち「かっこいい」「憧れ」「恥」 
    ※指導の際の重要ポイント