アスペルガー ADHD 発達障害を改善していくマニュアル
治す 治る のでは なく 正しく 対応する
アスペルガー症候群 ADHDと いった 発達障害は、病気ではありません。風邪やインフルエンザのように 薬を飲んで 治るとか 完治するものでは ありません想像力が 乏しい 社会性が乏しい といった部分と 優れた 記憶力や 正確性は、ほかの人に 真似できるレベルでは ありません。人間 誰しも 苦手な部分や 得意な部分が あるものです。それを個性と とらえ 「ふつうの「枠」に 当てはめないように その姿を 受け入れ 歩み寄る姿勢が大切です。
少年A は 発達障害だったの?
神戸の少年Aは、一晩で百人一首を80枚覚え、事件の描写を、克明に説明し
直感像素質者(瞬間記憶能力)と言われてきました。
少年A は、中学1年で ADHD(注意欠陥多動性障害)の疑いがあると診断されています。
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少年A の 母親の手記より引用
小学校のときから成績は悪く、五段階の通知表は2と3ばかりでした。
いつも、「やればできるのだから、早く気付きましょう。もう少し、
積極的になりましょう」と先生に通知表に書かれていました。
当時、少なくとも宿題ぐらいは必ずやりなさいと、よく注意はしていました。
それと、Aは学校への提出物をしょっちゅう忘れていましたが、まったく平気で、
そのクセがいっこうに直らないので、それに関してはよく叱り、
忘れる度に口うるさく注意していました。
私は、日常の基本的なことだけは、小さい頃にキッチリと教え込んでおかなければと
思っていました。ですから、約束を守る、時間を守る、年下の子を苛めたらダメ、
おばあちゃんとか年寄りにやさしくしなさい、先生とか目上の人には
キチンと挨拶ができるように、というようなことは、うるさくは言い聞かせていました。
南方 熊楠(みなかた くまぐす)は、アスペルガーだったの?
子供に限らず 大人や社会人でも アスペルガーと思われる人ととの関わり方には
工夫が必要です。人の気持ちが理解できない障害 であり
博物学者、生物学者(菌類学)、民俗学者の南方 熊楠(みなかた くまぐす)は、
小さい頃は、驚異的な記憶力で「てんぎゃん(天狗)」と呼ばれ「歩く百科事典」という あだ名がつけられたのは、蔵書家の家で100冊を越える本を読み、家に帰って記憶から書写する特殊な能力を持っていたから。
南方 熊楠(みなかた くまぐす)の 優れた能力から アスペルガーだったのでは?と
言う人も少なくありません・・ただ 優れた記憶力だけなら 神童と呼ばれるに
過ぎず・・彼の場合、言動や性格が奇抜で人並み外れていたといわれています。
100年も前に、「エコロギー(エコロジー)」という言葉を使い
「抜群の記憶力」を持つ その特徴は、側頭葉てんかんを持つ
ゲシュヴィント症候群の特徴(認知・記憶の奇才を発揮する)と解説する人もいます。。
曖昧で抽象的な言い方は 理解できない
適当な ちょうどよい だいたい ほどほど キレイに 丁寧に
という指示の仕方では、理解しにくいのは
想像力が 欠如しているためです。具体的な 手順を イラストや写真で見せたり
見本を示すことで 視覚的に 理解させたり
長さ の場合 何センチと 明確にした方が 伝わりやすいようです。
(言い方を変える 形容詞 慣用句 副詞を使わず
正確な数字 位置で教えると 伝わりやすい)
※息子の場合 部屋をキレイにする 概念が、欠けており 小学4年生になって ようやく
分類し 整理することが 理解できるようになってきました。
親は、片付けなさい”!キレイにしなさい! と怒るだけでなく
教科書を置く場所を 決める 宿題をやる場所を決める
子供が混乱しないように 一定の導線やルールを考えます。
アスペの子供たちは、1つの方法を 示すと 安心します。
机を丁寧に ふいて!といういい方は、NG。
自分の仕事と認識させることと 規則的な動作を好むので
最初は、一手間 かかりますが、一度 覚えたら
予定通りに動く アスペルガーの特性を生かします。
できないこと やれないことを、本人に すべて 丸投げで任せてやるのでは無く
反対に できないこと やれないことを すべて手出し 口出し するわけでは ありません。
困難な部分 は、子供によって異なるので、最初の指示で 理解出来ないようなら
指示する側の 工夫が 足りない ということ。
いくつか 方法を試していくことで その子なりのパターンが
身につくはずなので 子供にあった支援をするようにします。
生活習慣とマナー 育て方 教え方
家庭生活で問題になる のは、人間関係の欠如 社会性の欠如
適切な教え方をすることで 場違いな振る舞いや トラブルを未然に防ぐことができます。
常識的なことや、誰もが 言わなくても 分かるはずと思う ことでも 丁寧に 教える
アスペルガーの子供たちは 言葉の裏を探ったり場の空気や人の表情から
相手が 何を言おうとしているのか 想像がつきにくいものです。
相手が 嫌がったり不快な表情を見せても 素知らぬ顔で行動するため
常識な無い マナーが無い と批判されることも しばしば。
親や 先生が 「ちゃんとしなさい」といういい方をしても
何を「ちゃんとする」のか 理解出来ないので
指示は、より 具体的に 抽象的で無いように 分かりやすく伝えます。
TEACHプログラム コミュニケーションシステム (子供が理解しやすい工夫)
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