発達障害児の思春期と二次障害予防のシナリオ

最近　犯罪者や事件を起こした人が　アスペルガー障害だった　アスペルガー症候群だった
という　差別的　見解が　ありますが、実際には、鑑別所や少年院の中の該当者は2％程度
アスペルガー症候群とADHD、チックなどとは重複診断しない傾向になっているものの
2000年5月1日 豊川市主婦殺人事件（アスペルガー症候群）この事件により　文部省は
高機能自閉症児に対する早期の教育支援や　制度化するきっかけとなった

2003年7月1日 長崎男児誘拐殺人事件（アスペルガー症候群）
審判において　「少年は、男性性器への関心と家庭環境で増強された
他人への共感性の乏しさがあいまって被害者に暴行。
防犯カメラを発見したことで動転し、衝動的行動に出やすいという資質と
共感性の乏しさがあいまって被害者を屋上から突き落とすという行為に及んだと考えられる
日本自閉症協会は、「自閉症に対する偏見を助長しかねない」
「自閉症と事件に因果関係はない」と抗議声明を発表しています。

ただ　最近は、アスペルガー症候群が「頭の良い人」「天才」「ちょっと変わった人」
過去の偉人も　アスペだった　と　ステレオ化されており　診察で否定しても
「自分はアスペルガー症候群に違いない」対人関係がうまくいかない　
「アスペルガー症候群でこうなった」と決め付け、食い下がる患者が多いようです。

アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル